お名前.comのレンタルサーバーVPS(VZ)でcronを回す一番簡単な方法
僕が cron を使おうかなって思った時にがっつりハマってしまいましたので
忘備録的に記事を残したいと思います。
先ずは cron とは何ぞや?という所から書いていきます。
cronってなーに?
まず初めに呼び名論争なのですが、僕は「クーロン」と読んでいます。で、cron とは、定期的にコマンドやプログラムを実行する機能の名前です。
因みにここではコマンドは一切叩きません。お名前.comのレンタルサーバーVPS(VZ)は初心者でもちゃんと設定出来る優しさ設計なのです。
cronで何が出来るの?
結論から言いますと、何でも出来ます。この子やればすんごく出来る子なんです。
具体例から言いますと
・目覚まし
・様々なログ
・サーバの監視
・TwitterのBOT
・画像の自動収集
・ゲームでロボット的な
・ネットの好きな子の行動を色々
・webサービスで悪質なユーザーを監視
等が出来るようになります。
レンタルサーバーVPS(VZ)で絶対に設定しなければならない事
これをしなければ始まりません。
先ずはレンタルサーバーVPS(VZ)のコントロールパネルにログインしましょう。
ログインしましたら システム設定 をクリックしていただき サービス管理 をクリックして下さい。
そうするとよくわからないサービス名が並びますので
下に書いたサービス名を自動起動を有効にして下さい。
amavisd | メールのウイルススキャン |
---|---|
crond | クーロン |
dovecot | メールサーバ |
mysqld | SQL |
named | ネームサーバ |
postfix | メール転送エージェント |
sshd | SSH |
syslog | システムログ |
よくわからない場合はこんな感じにして下さい。
設定が完了しましたらVPSの再起動をしましょう。
メンテナンスというカテゴリーから再起動出来ます。
再起動しないと自動起動設定したサービスが動きません。
ここから起動。
cronの書き方
次はようやく cron の設定です。
ツールというカテゴリーに cron とありますのでクリックして下さい。
画面が変わりましたら新規登録をクリック
分 時 日 月 曜日
コマンド
コメント
という感じになっていると思いますので
ここから cron の時間設定の仕方を説明していきます。
分 | 0〜59と* |
---|---|
時 | 0〜23と* |
日 | 0〜31と* |
月 | 1〜12と* |
曜日 | 0〜7(0と7が日曜日)と* |
* は全てという意味になります。
設定例 | 説明 | |
---|---|---|
リスト | 0,15,30,45 | 分フィールドで指定した場合、15分に一度処理になります。 |
範囲 | 1-3 | 曜日フィールドで指定した場合、月曜日~水曜日に処理を実行します。 |
共存 | 1,3,5-7 | 時間フィールドで指定した場合、1時、3時、5時、6時、7時に処理を実行します。 |
間隔 | */5 | 分フィールドで指定した場合、5分毎に実行します。 |
こんな感じのルールがあるのですが、おすすめは間隔での設定です。
分 時 日 月 曜日
のところへ設定を書きましたら
コマンド
のところへ
/usr/bin/php -f /var/www/vhosts/ドメイン名/httpdocs/ファイルの場所
と記述するだけです。
/usr/bin/php はPHPの事を指しています。
-f は強制実行です
/var/www/vhosts/ドメイン名/httpdocs/ファイルの場所 はパスです。
言葉にすると PHPで指定されたファイルを強制実行する です。
コメントはお好きなように。
これで様々な間隔の時間でPHPファイルが cron で自動実行されるようになるハズです。
最後に注意してほしい事は実行するファイルのコードにバグが無いかをくまなく、徹底的に探して下さい。もし、無限ループなどがありますとデフォルトで指定してあるファイル実行時間まで延々と回ってしまって迷惑をかけてしまいますので間違いが起こらないコードでcronを回しましょう。
通常はshファイルを作成してshファイルに命令を書いてcronを回すのですが、こんな直接なやり方もあるよという記事でした。
忘備録として書かせて頂きましたが
これで誰かのお力になれたら幸いです。